
誰にも大切な物がある。
私にも・。
先人の言葉や、日々に思う気持を書き留めながら
その言葉にお地蔵様や愛らしい花達を描き添える。
何年も使い続けている色鉛筆は
大切な宝物のひとつであり
今日まで数え切れない沢山のお地蔵様を描いてくれた。
分身でもあり親友でもある色鉛筆は
夢も育ててくれている。
少しずつ短くなっていく色鉛筆達は
お地蔵様や花に命を宿してくれる。
短くなった色鉛筆は、2本を1本に繋ぎ
新しく生まれ変わり、元気に応援してくれている。
短くなるほどに魂がこもり、心が通じ合うのである。
一本でも机の上から見当たらなくなると、必死で探しまくる。
色鉛筆は宝物。
齋藤寂静